書くことでストレス発散してる

過去の恋愛のおもひでを語る

恋愛なんてクソ食らえ

恋愛ができない。人を好きになれない。他人に興味を持てない。

いつだって自分が一番可愛いし、自分のことは自分が一番分かってるし、そんなことより合計5.6回会って話しただけの男に私のすべてを分かったようなフリをされては困る。お前は私の何を知っている。お前に見せている顔は、ただの虚像だ。こんなの私じゃない。

高い食事をご馳走になれば「えー美味しそう♡こんな所に来たの初めて…!雰囲気素敵だね」などの常套句を使い、相手を良い気にさせる。
口を開けば相手のいい所をいち早くキャッチし「すごーい!本当に物知りだね!知識が沢山ある人尊敬するしすごく好きなんだ」というちょっと気のあるセリフをポンポン発動させてしまう。

あいつは私のことを可愛くて気が利いて自分のことを褒めてくれる女神だとしか思ってない。

そんなのはただの嘘ででっち上げた存在するはずもない私であり、そんな私に対して「あなたのことが好きです」などとほざかれても何も心が響かない。それがどうした?お前は私の本来の姿を知ったらどうせドン引いてしまうだろ?冗談もほどほどにそれくらいにしとけよ、などと心の中で思いながら、「ごめんね。そんな風に意識したことなかった。しばらく考えさせてほしい」などとこちらも滑稽な嘘を返す。


私は病気だ。恋愛には人それぞれのパターンがあると思うが、私の場合は第一印象でこの人とはヤれる、ヤれないを決めつけてしまう。
本能で恋人を選ぶ狂人モンスターであるのに、絶対にこの人とはヤれないと思った人でも、ホイホイご飯ぐらいなら付いて行ってしまうし、LINEも来ればちゃんと毎日返してしまう。なんだかんだどんな人であれ、求められるのが嬉しく、気もないのに相手には気のあるような素振りを見せてしまい、その気にさせてしまう。

本能的にこの人とはヤれないと判断した男とも付き合った事はあるが、すぐに別の男に興味が向いてしまい、結局その人を傷つけた。人は同じ失敗を繰り返してはならないと義務教育のうちに学習したはずなのに、恋愛のそれはきちんと学ばなかったがために何度も失敗を繰り返してしまう。

私は分からないのだ。もしかしたらこの人のことは好きになれるかもしれない……なんて感情は捨ててしまった。
今日も私はどうでもいい男のLINEを返している。